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なぜ会議をするのか
2.考える会議
この目的は一人で考えるより皆で考えた方がいい場合。

ジョハリの窓とよばれる図がある。
これによると、自己開示を双方が行うことにより両者の知らない事が浮かび上がってくると言われる。
この両者が知らない、気づかないことこそ問題を解決するアイデアである。

この関係は、図のようにマトリックスであらわされる。

なぜ会議をするのか_c0037716_14375219.gif


1は自分も相手もしっている事。
2は自分が知っているが相手は知らない事
3は自分では知らないが他人から見れば知っているの事。
4は自分も他人も知らないお互い未知の領域。

自分が心を開いて相手に伝えることによって1の窓が2の方向へ拡がっていき、相手が答えることによって1が3の領域へ拡がっていく、このコミュニケーションを続けることによって自分も相手もきづいていない4の領域がみえてくる。
これが問題解決に必要な閃き・直観につながる。

チームの力は、一人一人の能力の合計と一致するわけではない。単純合計の能力の以上の力が発揮できることがままある。これを創発とよぶ。
複数人が集まってコミュニケーションをおこなうのはこの創発を引き出す事が目的である。

このためには、互いの人が自分を開示していき「1の明るい窓」を広げ未知の領域を減らしていくことが必要である。


>>創発@IT情報マネジメント用語辞典
emergence

 局所的な相互作用を持つ、もしくは自律的な要素が多数集まることによって、その総和とは質的に異なる高度で複雑な秩序やシステムが生じる現象のこと。所与の条件からの予測や意図、計画を超えた構造変化や創造が誘発されるという意味で「創発」と呼ばれる。
(中略)
 ナレッジマネジメントの分野では、個人1人1人の発想の総和を超えた、まったく新しいナレッジの創造を行う手段として、「情報創発」への取り組みが行われている。 <<
by nisimanrui | 2005-01-24 14:31 | ファシリテーション
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